2023.08.15
コロナに感染したらどうなるの?(5類以降の対応)
コロナが5類になって、夏で暑いこともあり
街ではマスクしていない人の方が多くなりましたね。
コロナもようやくインフルエンザ程度の感染症として受け入れられるようになってきたかと感じています。
この記事は2023年8月時点でのものです。時期が異なれば事情も変わりますので、受診の際にはホームページのおしらせなどもご確認いただき、最新の情報をご参考にお願いいたします。
目次
コロナは風邪レベルになったのか?
コロナが登場した時の武漢株は怖かったですね〜。
しかし最近は株も変化し、また我々もワクチンで武装しています。
重症度は下がった
重症度は下がってきて、とても軽症の人もおられます。
特に小児科では入院までいくケースはかなり少ないです。
ただ、数日高熱が出たり、喉がちぎれそうなほど痛かったり、咳がなかなか治らないなど、ちょっとキツめなことも多いです。
インフルエンザ程度、ということですね。
まだ感染したことのない方にとっては
やっぱり不気味、怖い、という感覚はまだあるのではないでしょうか?
免疫力の弱い方は注意しましょう。
感染力は強い
重症度は下がったものの、かなり感染力が強いです。
なんの対策も講じなければ、どんどん感染が広がります。
隔離期間がある
インフルエンザと同様に隔離期間の設定がある感染症です。
お仕事や家族の状況などによっては、とても調整が大変でしょう。
ということで、引き続き感染したくない感染症であることに変わりないですね。
それでは隔離期間について以下に書いていきますね。
コロナになった際の隔離期間
いつまで感染力があるのか?
発熱日を0として
5日目まで:他人に感染させる「リスクが高い」
10日目まで:他人に感染させる「リスクがある」
とされています。
隔離期間の実際
発熱日を0として(発熱がない場合は検体採取日を0として)
発症後5日を経過し、かつ、症状軽快から24時間経過するまで
は外出を控えましょう。
また発症後10日間が経過するまでは、マスクを着用したり、免疫の弱い方とは会わないなど配慮しましょう。
登校可能な基準は?
学校保健安全法施行規則においても、
「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」
を新型コロナウイルス感染症による出席停止期間とされています。
上記の基準に従ってください。
コロナ感染者と接触した場合
感染者の発症日を0日目として、特に5日目までは体調に留意してください。
7日目までは発症する可能性があります。
不織布マスクや手洗い、換気 などの基本的な感染対策を実施し、周囲の方への配慮をお願いします。
感染した際の対策
厚労省のポスターがありますので、ぜひご覧ください。
お子さんが新型コロナに感染した時のポイント
家族が新型コロナに感染した時のポイント
当院での受診の際の目安・注意点
医療機関では免疫の弱い人もおられますし、
病気を治療しに来ているのに、コロナ(コロナに関わらずですが)に感染して帰宅、ということは避けたいです。
クリニックは公共の場所とは異なります。
引き続き利便性とのバランスをとりながら、感染対策は継続して行ってまいります。
マスク着用のお願い
状態の悪い方もおられますので、院内ではマスクの着用をお願いいたします。
当院では発症後10日間までは「事前連絡」をお願いします!
前述のように、発症後10日間は感染のリスクがあります。
また10日経ったら急に感染しなくなるわけでもありません。
また小児科ですので、本人だけでなく付き添いの方の状態も問題となります。
小さいお子さんが感染者の場合、
ご家族の隔離が難しいことから、最終接触から7日はご注意ください。
※お子さんと離れず一緒におられたら、10日目まではうつる可能性があるということであれば、最終接触は10日として、、、
ここからさらに7日経つまでは発症の可能性があるということになります。
実際ここまで長期間発症リスクがあるとは思いませんが、
このようにご家族まで含めますと、本当に安心できるまではかなり長い期間が必要になります。
クリニックでは安全第一とは言っても、言い出したらキリがありません。
当院としては、以下のような対応とさせて頂きます。
受診される方(および、付き添いの方)が
「発症後10日以内」に受診をご希望の場合には、まずはお電話でご連絡ください。
事情をお聞きして検討の上、ケースバイケースで対応させていただきます。
※院内で接触が発覚しないようにお願いいたします。事前に記載いただく問診票への記載も正直にお願いいたします。
なお、新型コロナの抗原検査体制についてはこちらもご覧ください。