鳥と鉛筆

2022.08.19

新型コロナ感染者や濃厚接触者になった後の受診について

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この記事は内容が古くなっています。最新の記事をご確認ください。

 

新型コロナに感染したり濃厚接触者になったりすると、隔離期間がありますね。

 

一般生活は隔離期間が終わったら通常通りして良いことになっています。

 

濃厚接触者になった場合、いつからクリニックは受診できるのでしょうか?
Dr. SHIDA
Dr. SHIDA

 

執筆時点(2022年8月)での情報です。

社会情勢や感染状況が変われば適宜変更しますので、最新の情報をご確認ください。

 

はじめに

 

クリニックは少し事情が異なります。

 

隔離期間が終わった ≠ 感染しない

 

というところが問題です。

 

世間一般は、経済を回すことを重視して、感染が広がることをある程度許容する方針で、隔離期間が決定されています。

 

しかし、医療機関は院内で感染を広げるわけにはいきません。

 

以下、一般的な基準と、それに続いて

 

当院の、受診やワクチンの目安を記載しております。

 

当院を受診いただいている方はぜひご一読ください!

 
 

コロナ陽性となった場合のながれ(奈良市の場合)

コロナと診断されたら
コロナ検査を受けて、陽性となった場合、
 
まず、クリニックから保健所に報告を行います。
 
これまでは、
 
その後保健所から、電話がかかってきて、指示に従って頂いていたのですが、
 
現在、感染者が多すぎる一方、症状が軽い人も多いため、
 
全例にきっちり対応するのではなく、重症者に効率よく対応する必要が出てきました。
 
そのためシステムが簡略化されました。
 
隔離期間
 
 
現在は、
 
陽性者にはSMS(ショートメッセージ)が保健所から届きます。
Dr. SHIDA
Dr. SHIDA

 
そして、奈良市のサイトに誘導され、その内容をご自身で確認いただくことになります。
 
 
感染していなくても見れますので、是非ご覧ください。
 
コチラ(奈良市のHPにとびます)
 
 
下記に要点を記載したいと思います。
 
 

コロナ陽性者の(一般的な)隔離期間

 

コロナに感染したら

 

隔離期間

 

症状がある場合

 

発症日(0日目)から最短10日間

 

が隔離期間です。

 

症状がない場合

 

検体採取日(0日目)から最短7日間

 
が隔離期間です。
 
 

濃厚接触者の(一般的な)隔離期間

 
 
濃厚接触日(0日目)から5日間の外出自粛が必要です。
 
これって大丈夫だと思われますか?
 
大人はこれでも良いでしょう。
 
接触したとわかれば注意しますもんね。
 
 

小児でも同じ隔離基準で大丈夫?

 
小児の場合はどうでしょう。
 
年齢にもよりますが、
例えば母親が感染して、家庭内で感染対策を開始したとしても、お子さんとの接触をゼロにできるのでしょうか?
ビーバー君
ビーバー君

 
可能な方もおられるでしょうが、最近はホテル療養もさせてもらえません。
 
どうしても無理な場合も多いと思います。
 
 

★濃厚接触者になった場合の(当院の)受診基準★

 
当院では、国の基準に従った場合、感染を院内で広げるリスクがあると考えています。
 
従って以下の基準を現在採用しています。
 

コロナ感染者の受診基準

 
療養期間が終われば受診可能。(ただし可能な処置は多少制限されます。)
 
ワクチンは療養期間が終わってから2週間あけて接種可能。
 
コロナワクチンは感染隔離期間終了後、3ヶ月あけて接種可能
 
としています。 
 
 

(同居家族との)濃厚接触者の受診基準

同居家族が感染者の場合、感染対策をしていれば5日目から待機期間解除となります(同居家族が待機期間中であっても解除となります)が、
 
当院ではお子様の場合、同居していて確実な隔離は不可能であると考えています。
 
このため、
 
「同居感染者の待機期間が終わってから7日間」以降で受診可能としています。
 
それまでは、通常の受診はしていただけません。
 
投薬をご希望の場合はお電話でご相談ください。
 
ワクチンも接種できません。健診も予約を取り直しいただいております。
 
 

(同居家族でない方との)濃厚接触者の受診基準

同居していない場合は上記ほどややこしくはありません。
 
感染が判明してからわざわざ接触しないですよね。
 
5日経てば隔離解除となり、それでほぼ大丈夫ですしょう。
 
ただ、解除直後はまだリスクがあると考えています。
 
このため
 
「最終接触から7日間経過してから」受診可能としています。
 
それまでは、通常の受診はしていただけません。
 
投薬をご希望の場合はお電話でご相談ください。
 
ワクチンも接種できません。健診も予約を取り直しいただいております。
 
 

さいごに

 
これはあくまで当院の受診基準です。違う基準でされている病院、クリニックもあると思います。
 
当院は国の基準では、
 
周囲に「感染させない方」もおられるでしょうが、「感染させる方」も一定数おられる
 
と考えています。
 
患者さんとしては、療養期間が明けたらもう大丈夫、と思ってしまうのも仕方がないとは思いますが、
 
せっかく来院いただいたにも関わらず、帰宅せざるを得ないケースも発生しております。
 
今のところ状況を説明させていただくと、皆様に納得はしていただいておりますが、
 

大変心苦しく思っております。

 
皆様にはご不便をおかけしますが、最終的に皆様にとって良いと考えております。
 
ご理解、ご協力をお願いいたします。
 
 

補足

 
現在、受診可能かどうかの振り分けで、受付作業に大変な負荷がかかっております。
 
小児科は全国的に同じような状況と聞きます。
 
個別で判断せざるを得ないケースも多く、お電話でもお問合せも増えており、
 
電話が大変つながりにくくなっております。
 
また多数の複雑な問い合わせに対応するため、診察スピードもいつもより遅くなっております。
 
受付、看護師の人員を増やして対応しておりますが、なかなか対応しきれないほどの状況です。
 
ただ、最近は診察や検査をお断りせざるを得ない場合でも
 
「頑張ってくださいね」とお声がけいただくケースもあり、大変嬉しく思っております。
 
引き続き頑張って参りますので、よろしくお願い致します。
 
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オンライン診療

子育て支援の一環として、当院かかりつけで「症状が安定している」患者さんを対象にオンライン診療を行なっています。

WEB問診

当院では受診前にWEBでの問診システムのご記入をお願いしております。
ご来院前に事前に問診をご記入いただきますと受付がスムーズとなりますので、是非ご協力ください。

    <問診記入にあたっての注意点>
  • 患者様の状態を把握するための問診です。できる限り正確にお答えください。
  • WEB問診記入後、来院時に受付に「WEB問診に回答した」旨お申し出ください。