鳥と鉛筆

2022.04.06

子宮頸がん(HPV)ワクチンがキャッチアップ接種可能となりました!

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はじめに

 

子宮頸がん(HPV)ワクチンですが、長らく副反応の可能性があったため積極的に接種されておりませんでした。

 

しかし、これまでの調査の結果から安全性が確認されましたので、積極的に接種しようということになりました!!

 

高校一年生までが定期接種の対象ですので、この年齢の方は通常どおり接種されると良いでしょう。

 

ではこれまで接種を控えていた方々はどうなるのでしょうか?
ビーバー君
ビーバー君

 

子宮頸がんのこれまでについては過去の記事に詳しく書いておりますので、よろしければご覧ください。

 

 

 

子宮頸がんワクチンがキャッチアップ接種可能に!

 

これまで接種できておられなかった世代の方にも接種してもらえるように、国が動いてくれました。

 

コロナで忙しい状況の中、こうなったのは、それだけワクチンの必要性が高いと考えられたからだと思います。
Dr. SHIDA
Dr. SHIDA

 

厚労省のホームページもご覧ください。

 

ただ、公費で接種するには一定の条件があります。

 

 

子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種の条件

 

1.キャッチアップ接種対象者


  平成9年4月2日生まれ~平成18年4月1日生まれの女性
  (過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方)

 


2.キャッチアップ接種期間


  令和4年4月1日~令和7年3月31日

 

奈良市のホームページもご覧ください。

 

当院ではガーダシルを採用

 

公費対象の子宮頸がんワクチンにはガーダシルとサーバリックスという2種類があるのですが、

 

現在サーバリックスは流通が悪く、入手困難のワクチンとなっております。

 

いずれのワクチンも問題ありませんが、当院ではガーダシルを採用しています。

 

*サーバリックスをご希望の方はお問合せください。入荷が可能かどうか確認が必要となります。

 

*シルガード9については後述

 

子宮頸がんワクチンの接種回数

 

3回接種が必要です。

 

当院では

標準接種スケジュールは合計3回接種(0、2、6ヶ月)です。

ガーダシルスケジュール

(MSDのホームページから転載)

 

最低限守らないといけないルールは以下の通りです。

1回目から1か月以上の間隔をおいて2回目を接種。
3回目は、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて接種。

急いでいる方はこのスケジュールでも接種可能です。

 

過去に途中まで接種した方は?

 

途中で別のワクチンに変更はできません。

 

ガーダシルで始めたらガーダシルを3回接種です。

 

同じ種類のワクチンで合計3回接種しましょう。追加分は公費で接種が可能です。

 

これまで自費で接種された分に関して払い戻しがあるかどうかは、現在検討中となっているようです。

 

詳しくは奈良市の健康増進課へお問い合わせください。

 

ご予約、接種時の注意点

 

母子手帳がないと接種できません!

 

必ずこれまでに接種歴があればお伝えください。

 

また、公費で接種する場合には、必ず母子手帳を確認する必要があります。

 

接種回数を誤らないため、これまでの接種歴の確認が必須となっております。

 

母子手帳をお忘れの場合には、接種できませんのでご注意ください。

 

(これは公費のワクチン全て同じです。)

 

 

保護者同伴必須です!

 

また、16歳以上は保護者の同伴が不要となっていますが、

 

ワクチン接種の際に迷走神経反射など、気分不良で倒れることもありえます。

 

実際これで子宮頸がんワクチンは問題視され、しばらく接種できておりませんでした。

 

筋肉注射ですし、注射に慣れていない、自律神経の乱れている成長期のお子さんですので、緊張すると倒れることもございます。

 

保護者同伴でない場合には、、接種をお断りさせて頂きますのでご了承ください。

 

シルガード9は?

 

新しい子宮頸がんワクチンであるシルガード9は、残念ながらまだ公費の対象となっておりません。

 

効果が非常に高いワクチンですが、接種の際の確認事項(健康調査のアプリを入れていただいたり、さまざまな情報入力が必要)が非常に多いため、大変手間がかかります。

 

接種してすぐに帰宅いただく、というわけにはいきません。当院でも対応できる時間帯は限られています。

 

値段も高いですので、実際には接種される方はほとんどいない状況ですが、希望者は接種可能ですので、お問い合わせください。

 

さいごに

 

がんを予防できるという、とっても重要なワクチンです。

 

日本が非常に出遅れたことが社会問題となっているワクチンです。

 

ぜひキャッチアップ接種を行い、将来の子宮頸がんを予防しましょう。

 

でも婦人科での検診もお忘れなく!

 

 

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オンライン診療

子育て支援の一環として、当院かかりつけで「症状が安定している」患者さんを対象にオンライン診療を行なっています。