鳥と鉛筆

2025.12.31
最終更新日: 2025年12月31日

当院の予約(2026年)について 〜小児科診療を円滑に行うために〜

はじめに

いつも当院をご利用いただき、ありがとうございます。

 

本記事では、当院の予約方法や来院時間、キャンセルについて、

 

現在の当院の考え方をお伝えします。

最近、

 

来院時間が大きくずれてしまうケースや、

 

予約順と異なる来院、無断キャンセルなどが見られるようになり、

 

診療全体の流れに影響が出ることが増えてきました。

柔軟に対応することを大切にしてきた結果、来院時間の目安が分かりにくくなっていた可能性もあると感じています
スタッフ
スタッフ

そのため、改めて「当院の予約はどのような考え方で運用しているのか」を整理してお伝えします。

 


当院の予約方法について

当院の予約は、次の 2種類 です。

  • 時間帯予約
    (診察/予防接種/乳幼児健診)
  • 当日順番まち
    (当日の診療状況に応じて順番にご案内する予約)

 

現在、実態として、

 

時間帯予約は定期通院の方を中心に埋まっていることが多く、ご予約をお取りいただきにくい状況となっています。

 

そのため、

時間帯予約が取れなかった場合でも、診療内容に関わらず「当日順番まち」もご利用いただけます。

以前は、時間帯予約の方しか事前準備ができず、専門的なご相談の方には時間帯予約をお願いしていましたが、

現在は、Web問診のおかげで、当日順番まちでご来院いただいても、

必要な準備を整えたうえで診療ができるようになりました。

※専門内容(アレルギー、低身長、思春期早発、夜尿)の「初回のご相談」のみ、時間帯予約でお願いしております

 

どちらで受診いただいても大丈夫ですが、それぞれの予約のルールに従っていただく必要があります。

 

当院の予約は、診療の流れを整えるためのものです

当院の予約は、

  • 来院のタイミングを分散させる

  • 診療の順番を整理する

  • 待合の混雑をできるだけ避ける(感染対策)

といった目的で運用しています。

 

予約を入れていただくことで、

 

多くの方が比較的スムーズに診療を受けられるよう設計しています。

 


来院時間・順番について

 

予約時間帯から大きく外れて来院された場合や、

 

予約順と異なる来院があった場合、

 

その後の診療順や待ち時間に影響が出ることがあります。

 

そのため、予約(時間帯予約、当日順番まち、予防接種・乳幼児健診)毎に来院ルールを定めています。

お子さんがおられるとなかなか時間通りに動けないことは重々承知しておりますが、このルールにしたがったご来院をお願いしています
Dr. SHIDA
Dr. SHIDA

このルールにより特定の方を優先・制限することなく、

 

診療全体を円滑に進めるという運用上の考え方です。

 


診療人数について

当院では現在、1日の診療人数に上限を設けさせていただいております。

 

正直なところ、小児科医としては「来てくださった方は、できるだけ全員診たい」

という気持ちが強くあります。

 

しかし、当院のキャパシティを大きく超える人数の患者さんをお受けしてしまうと

 

結果として、

 

診療の質や安全性にも影響する懸念が出てくる様になりました。

  • 本来お伝えしたい説明が十分にできない
  • ご家族の不安をゆっくり伺えない
  • 感染対策や動線の管理が後回しになる

といったことが起こります。

 

以前は、スタッフの人数が多く、チーム全体でカバーすることで何とか回っていました。

 

しかし現在は、同じ体制を続けることが難しくなっています。

 

そのため、診療の質と安全を守るために、診療人数を調整する必要が出てきました。

 

しかし受診を希望していただく患者さんを断りたくない気持ちは今でも同じです。

 

みなさまがルールを守って受診していただくことで、診療を効率化し

  • できるだけ患者さんを断らず
  • 落ち着いた診療環境を保ち
  • お子さん一人ひとりに必要な医療を提供する

ために行っています。

制限ではなく「安心して診療を続けるための選択」だと考えています
Dr. SHIDA
Dr. SHIDA

予約枠は、みんなで大切に使いたい

人数に上限がある以上、1つ1つの予約枠は、とても貴重なものになります。

 

そのため、

  • 念のために複数枠を取る
  • 行けるか分からないけれど、とりあえず予約する
  • 無断キャンセル

こうしたことが重なると、

 

本当に受診が必要な方の機会を奪ってしまうことになります。

 

予約ルールやキャンセルポリシーは、そのような事態を防ぐために設けています。

スタッフ
スタッフ
ご都合が悪くなられた場合は、事前にキャンセルをお願いいたします!

そうすれば、その枠を他の方が利用できるようになります。

 


時間の読みずらい小児科診療について

小児科は、どうしても診療時間が読みづらい診療科目です。

 

たとえば、

  • 症状が来院時になって初めてはっきりすることがある
  • 年齢や発達段階によって診察にかかる時間が異なる
  • 泣いてしまったり、怖がってしまうことがある
  • 検査や処置が必要になり、その場で対応することがある
  • ご相談内容が多く、丁寧な説明が必要になる

といったことがあります。

 

それ以外にも

  • 急な重症対応があった場合
  • 処置や検査が重なった場合
  • 時間を要する診察が続いた場合

などがあると、

できる限りスムーズに進む様に事前の準備から全力で頑張っておりますが

 

どうしても診察が後ろにずれ込んでしまうことがあります。

 

ご協力いただいているのに大変申し訳ございません

 

その時その時の、お子さんに必要な診療を行った結果であることを、

 

ご理解いただけますと幸いです。

 

予約管理による「感染対策」について

予約システムを使用することで、来院される方の人数や診療内容を事前にある程度把握することで、

 

待合の混雑を避けたり、院内の動線を整理したりといった

 

感染対策を行いやすくなる側面もあります。

 

そして、予約システム×Web問診により、感染対策の取り組みとも連動しています。

 

Web問診を事前にご入力いただくことで、

 

来院後の診療の流れがスムーズになり、

 

待ち時間の短縮や院内滞在時間の調整にもつながります。

ぜひWeb問診を活用していただきたいです!
Dr. SHIDA
Dr. SHIDA

感染対策の考え方や具体的な取り組みについては、

以下の記事で詳しくまとめています。

▶︎当院の感染対策について ― 風邪なし外来の考え方を、現在の診療にも活かしています ―

 

さいごに

当院の予約ルールは、

特別なお願いや制限を増やすためのものではありません。

  • 順番を整える

  • 診療の流れを保つ

  • 多くの方が安心して受診できる環境を維持する

  • 感染対策

ための仕組みとして運用しています。

 

ご理解いただけますと幸いです。

 

オンライン診療

子育て支援の一環として、当院かかりつけで「症状が安定している」患者さんを対象にオンライン診療を行なっています。

WEB問診

当院では受診前にWEBでの問診システムのご記入をお願いしております。
ご来院前に事前に問診をご記入いただきますと受付がスムーズとなりますので、是非ご協力ください。

    <問診記入にあたっての注意点>
  • 患者様の状態を把握するための問診です。できる限り正確にお答えください。
  • WEB問診記入後、来院時に受付に「WEB問診に回答した」旨お申し出ください。