鳥と鉛筆

2019.12.04

発熱のときの自宅での対処法

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熱が出たときの自宅での対処について書きたいと思います。
 
毎日のように質問をいただく内容です。
実は基本を学んだ流派や世代によって、医者によっても説明している内容が微妙に違ったりすることもあります。
 
それがまた、ご両親を混乱させることにもなるのでしょう。
 

当院のおすすめする発熱時の対処法

 
当院としてお勧めしている考え方を簡単に書きたいと思います。
 
お勧めする方法(ポイント)は
  • 水分をしっかり取ること
  • 解熱剤をうまく使うこと
  • 体温に応じた看病をすること

です。

それではそれぞれ見ていきましょう。

水分補給

 
できるだけ水分をとること。
 
飲んでくれるならジュースでもお茶でもミルクでも良いです。
好みのものを飲んでください。
 
熱があるといつも通り飲めないかもしれないので、
少ない量でもいいからこまめに補給するようにしてください。
 
脱水を防げば、こじれにくくなります。

 
なかなか吐き気などで水分の量がたくさん飲めないときは、経口補水液がのめるなら効率よく水分補給できます。
胃腸かぜのときにはとくにオススメです。
 
最近は薬局などでも良く見かけますのでみなさんご存知でしょうか?
 
奈良医大にいた時に学生の講義でよく説明していたのですが、知っている学生さんのほうが多かったです。
診察の時にお母さんがたに聞くと大体の方が知っている印象です。ずいぶん定着しましたね。
 
以下のようなものです。(アフィリエイトは別にしていません)
塩分の濃度が少し高めなので、すこし塩っぽい感じが嫌なお子さんもいるでしょう。
でもしんどい時は不思議と飲めるものです。
 
また、ゼリータイプとかもありますので、色々試してもらえればと思います。
 
 
 

解熱剤

 

解熱剤をうまくつかいましょう。

 
いつも私は「38.5度以上でしんどい時に使ってください」と説明しています。
ある程度元気があって水分取れていれば40度でも使う必要はありません。
逆に、38度くらいでもぐったりしている時には使って良いです。
 

38.5度というのはあくまで目安です。

 
おこさんが
  • しんどがっている時
  • 水分を取らない時
に使って体力の消耗と脱水をうまく防ぎ、重症化を抑えましょう。
 
通常、生後6ヶ月以降から使用します。
生後6ヶ月未満で使っても良いかどうか?はかかりつけの先生とよく相談してください。
 

アセトアミノフェン以外はあげないように!

 
解熱剤はとくにかかりつけの先生から特別な指示がない場合は
基本アセトアミノフェンが成分のお薬以外はあげないようにしてください。
(イブプロフェンも次に安全ですが、実際必要になる場面はほぼないです。)
  • アスピリンとライ症候群の関連性が報告されています。
  • アスピリン以外の解熱剤も脳炎脳症のリスクを上げる可能性があります。
 
インフルエンザのシーズンになってきました。
インフルエンザ脳症にならないように、解熱剤はアセトアミノフェンを使用するようにしましょう。
 
アセトアミノフェンは解熱鎮痛効果はマイルドです。
成人領域では解熱効果を優先してアセトアミノフェン以外を処方する先生も多いです。
 
でも小児科ではアセトアミノフェンしか原則処方しません。
小児は成人と考え方が異なりますので、注意しましょう。
 
 
 

体温に応じた看護

手足が冷たい時

熱の出始めは悪寒が来て寒気を感じますので、お布団をかけてあたたかくしてあげてください。
(この時期は手足が冷たくなっています。)
この時期に冷やすと悪寒がひどくなります。
 

手足が暖かい時

しばらく経つと手足が温まってきます。
今度は薄着にして氷枕などで冷やしてあげてください。
この時期にあたため続けると熱がこもってさらに上がってしまいます!
 

さいごに:うまく看病して早く良くなりましょう

 
どうでしょう。うまく看病してあげると全然結果が変わります。
  • 水分をしっかり取ること
  • 解熱剤をうまく使うこと
  • 体温に応じた看病すること
以上のような指導もさせていただきますので、迷われたらご相談いただければと思います。
 
最後までお読みいただきありがとうございましたお願い
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オンライン診療

子育て支援の一環として、当院かかりつけで「症状が安定している」患者さんを対象にオンライン診療を行なっています。