鳥と鉛筆

2019.10.11

アナフィラキシーとは(基本編)

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今日は命に関わることもあるアナフィラキシーについて書きたいと思います。

とくに食物アレルギーのあるお子さんなら必ず知っておかないといけない内容です。

アナフィラキシーとは?

アナフィラキシーは重篤なアレルギー反応です。

あっという間におこり、死に至ることもあります。 アナフィラキシーは以下の時に起こりえます。

  • アレルギーがある食物を食べたとき
  • アレルギーがある薬を飲んだ時
  • アレルギーがある虫に刺された時
  • ラテックスにアレルギーがある人がラテックス製のものを触った時

ほかにもいろいろあります。

アナフィラキシーの症状

 
アナフィラキシーは症状が一つのことも複数のこともあります。

もっともよくある症状(皮膚症状)が以下の二つ:

  • じんましん
  • 血管性浮腫:顔やまぶた、耳、口、手足が腫れます

 

他にもいろいろ起こります:

  • 皮膚の赤みやかゆみ(蕁麻疹のようにボコっとしていない)
  • 目の腫れやかゆみ • 鼻水や舌の腫れ
  • 息がしにくい、ゼイゼイいう、声が変わる(呼吸器症状)
  • 嘔吐、下痢(消化器症状)
  • ふらふらしたり気絶したりする(循環器症状)

 

アナフィラキシーでは、かなり急に症状が出ることがあります。

たとえば、最初に蕁麻疹かなーと思っていたら、あっとという間に 嘔吐したり、息が苦しくなったりします。

 

病院に行った方がいいの?

必ず受診する必要があります。もし呼吸が苦しかったり、気分が悪い場合には救急車で病院に行きましょう。

お子さんの状態も悪化しやすいし、あわてると交通事故もおこしかねません。自家用車で行ったら危ないですよ。

また、そうならないように、日頃からかかりつけの先生とよく対策を相談しましょう。

 

アナフィラキシーの治療

アナフィラキシーが起きたら、一番有効な薬はエピネフリンです。

皮膚、呼吸器、消化器、循環器症状のどれか二つ以上の症状があれば 迷わず使った方が良いでしょう。

症状が蕁麻疹のような皮膚症状だけなら使わなくても大丈夫なこともよくありますが、 急に進行することもあるため、この辺の見極めは難しいところもあります。

いずれにせよ慎重に様子を見ないといけません。

アナフィラキシーになったことがある方や、なるリスクのある方はエピペン(⇦クリックするとエピペンのサイトに飛びます)といって、 エピネフリンを自宅でも打てる自己注射用の注射器がありますので、それを処方させていただきます。 (当院も登録処方医です。)

 

アナフィラキシーを起こしたのであれば、エピペンを使った後でも、急いで病院に行ってください。

あとは病院では症状に合わせて

  • 点滴
  • 気管支拡張剤の吸入
  • 抗アレルギー剤の内服

などを行います。

当院でも応急処置はできますが、(院長は小児救命処置PALSのプロバイダーです。) アナフィラキシーを起こした患者さんは経過観察入院ができる病院へ紹介させていただきます。

症状が一旦ましになってもぶり返してくることがあるからです。

アナフィラキシーの予防法

原因となっている食べ物を避けることで、予防することができます。

  • 何をどれだけ予防しないといけないかをしっかり把握しておこう
  • 原因となる食事、薬、虫などを避けよう
  • 起きた時どうすればいいかを知っておこう
  • エピペンを常に持ち歩こう

エピペンは使用期限もありますから注意しておいてくださいね。(一年で交換です。)

過ぎていたら交換が必要ですので、来院をよろしくお願いいたします。

 

最後に

最近は避けていたつもりが、

  • 誤って食べてしまったり、
  • 普段は大丈夫な量だと思って食べたら、体調が悪い時だと症状が出てしまったり、

ということで アナフィラキシーをよく見るようになりました。

 

僕もなんどもエピネフリンの使用経験があり、よくきく薬だなーと思っていますが、 たまに症状のぶり返しや、ひどい場合にはすぐに症状を食い止められないことがあり ヒヤっ とすることがあります。

本当に怖いので、アナフィラキシーにはならないようにしましょうね。

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オンライン診療

子育て支援の一環として、当院かかりつけで「症状が安定している」患者さんを対象にオンライン診療を行なっています。